ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!時事

連日報道されているロシアの「ウクライナ侵攻」の問題。

22日にはついに”プーチンがウクライナ東部に軍の派遣を命令した”とも報じられましたが、そもそもなぜプーチンはウクライナ侵攻を行うのでしょうか・・・?

『いやいや、さすがにウクライナ侵攻はないでしょ。』

『ロシアとウクライナの話だから日本は関係ないよね。』

そんな風に楽観的に考えている方も多いかもしれませんが、プーチンがウクライナ侵攻を行えば間違いなく日本へも影響が及んでしまいますので、このウクライナ侵攻の問題は日本人である私たちもきちんと知っておく必要があります。

しかし、ウクライナ侵攻のことがあまりよくわからない・・・そんな方もきっと多いと思いますので、今回の記事ではロシアのプーチンがウクライナ侵攻を行う目的は一体何なのか?

その理由を簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。

ロシアプーチン、ついにウクライナへ侵攻!

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部にロシア軍の派遣を命令したことで、いよいよウクライナ侵攻が現実味を帯びてきました。

当初はアメリカのバイデンが『プーチンがウクライナ侵攻を決断していると確信』との主張を行い、これに対しロシア側ははウクライナ侵攻について否定をしていましたが、2月21日にはプーチンが

  • ドネツク州
  • ルガンスク州

というウクライナ東部の一部を実効支配している、親ロシア派武装勢力を一方的に独立国家として承認。

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このプーチンの一方的な承認により『ドネツク人民共和国』『ルガンスク人民共和国』という2つの地域はウクライナでなくなったとみなされるわけですが、さらにプーチンはこの2つの親ロシア派勢力に軍の部隊を派遣し

平和を維持しろ
という命令を下したのです。
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これにより、アメリカのバイデンは『ロシアがウクライナ侵攻を開始した』とみなし、ロシアに対して制裁を発表。
ロシアのソブリン債に対し、ロシア政府が欧米から資金調達をできないようにすること、そしてロシア政府系の開発対外経済銀行、ロシアのエリート層にも制裁を下すことをコメントしました。
また、アメリカに伴って英国、欧州連合(EU)も制裁を発表しており、さらにEUは27の個人・団体も制裁対象とすることも合意。
もしプーチンがこのままウクライナ侵攻を行った場合は、さらなる制裁に踏み切ることも宣言しています。
ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!
当初はアメリカのバイデンも『プーチンは戦争をするつもりはないだろう』と考えていたのではないかと思いますが、ここにきて一気に現実的となってしまったウクライナ侵攻。
しかしプーチンはなぜ今この状況でウクライナ侵攻を行おうとしているのか?
それは、今ウクライナ侵攻を行わなくてはならない、プーチンのある目的があるからです。
次はそのウクライナ侵攻を行う理由であるプーチンの目的をお話ししていきましょう。

プーチンがウクライナへ侵攻する目的は?

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

プーチンがウクライナ東部に派兵したことで、いよいよ『ロシアによるウクライナ侵攻の始まり』が現実的となりましたが、そもそもプーチンはなぜウクライナ侵攻を行うのか?

先ほどもお話しした通り、プーチンにはある目的があり、その目的を実行し果たすためには今すぐウクライナ侵攻を開始する必要があるのです。

そのプーチンがもくろむ目的とは一体何なのか?

ここからはプーチンがウクライナ侵攻を行う目的について詳しく解説していきたいと思います。

旧ソ連時代の栄光を取り戻す

プーチンがウクライナ侵攻する目的、1つ目は『旧ソ連時代の栄光取り戻す』ということ。

このタイミングでウクライナ侵攻を行うのは、ロシアにとってそしてプーチンにとっても旧ソ連時代の栄光を取り戻す最大のチャンスとも言えます。

プーチンは第2代ロシア大統領就任以降、『強いロシアの再建』を掲げてアメリカ1強ともいえる世界秩序に様々な挑戦を行ってきました。

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過去の旧ソ連崩壊はプーチンいわく【20世紀最大の地政学的大惨事】。
この過去の汚名を返上し、栄光をロシアが取り戻すためには旧ソ連時代のような大きな勢力を構築する必要があります。
【2001年】
  • 中国と『中ロ善隣友好協力条約』を締結
  • 米国一極支配・NATOに対抗する6か国の国家連合である上海協力機構(SCO)を設立

【2008年】

  • ジョージア侵攻 親ロシア派地域を援護

【2014年】

  • ウクライナのクリミア半島を侵攻し併合 NATOの東方拡大を阻止
  • ベラルーシ、中央アジア諸国とユーラシア経済同盟を発足
など過去のプーチンの動きを見てもわかる通り、プーチンはこれまで着々と勢力圏を維持拡大してきました。
旧ソ連が崩壊してからもうすでに30年が経過していますが、プーチンにとってそして現在のロシア人にとっては冷戦終結は敗戦したのと同じ。
旧ソ連時代のように大きな地位を回復させるためには、軍事侵攻つまり力の外交を行うしかないとプーチンは考えているのです。

ウクライナへの民主化牽制

プーチンがウクライナ侵攻する目的、2つ目は『ウクライナへの民主化牽制』です。

プーチンは大統領に就任して以降20年もの間、バラ革命やオレンジ革命、反プーチン運動など常に民主化運動と闘ってきました。

そんな民主化運動と闘ってきたプーチンにとって、最も脅威と考えるのがウクライナの民主化です。
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プーチンが『ウクライナはロシアと一体』と言っているように、ロシアは国際的地位を確立させるためにはウクライナが必要不可欠だと信じています。
そのウクライナが欧米化を目指し民主化してしまえば、反プーチン勢力を元気づけることにもなってしまいますよね。
プーチンが自らの強力な権力を維持そして正当化するためにも、ロシアが世界一極の存在となるためにも、このウクライナ民主化は断固として阻止しなければならない
だからこそ、ウクライナが民主化に傾いてしまう前に侵攻しておこうというのがプーチンの目的の一つと言えます。

ウクライナのNATO加盟阻止

プーチンがウクライナ侵攻する目的、3つ目は『ウクライナのNATO加盟阻止』することです。

NATOとは?
North Atlantic Treaty Organizationの略。
日本語で訳すと「北大西洋条約機構」となりますが、「北大西洋同盟」とも呼ばれています。
1949年に誕生し、本部はベルギー・ブリュッセルのエヴァレ。

  • 集団防衛
  • 危機管理
  • 協調的安全保障

という3つの働きを中心とする組織で、加盟国の領土や国民の防衛が最大の責務とされています。

現在、NATOにはベルギーやアメリカをはじめ30ヵ国が加盟しています。

そして、ウクライナも将来的にNATOに加盟することを目指しており、プーチンはこのウクライナのNATO加盟を何としても阻止したいと思っているのです。

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では、なぜロシアそしてプーチンはこれほどNATOを警戒しているのか?

それは、1999年にエストニア、ラトビア、リトアニアの旧バルト3国がロシアの支配を逃れNATOに加盟したところに理由があります。

NATOが東方拡大を行うのはプーチンにとって脅威。

ウクライナがもしNATOに加盟してしまったら、ロシア人が多く住む国から武器を向けられることになる・・・これをプーチンは懸念し強く反発しているのです。

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もし今ウクライナ侵攻を行わなければ、ウクライナがNATOに加盟してしまう恐れがある。

加盟してしまえばアメリカ軍・NATO軍がウクライナを救援する態勢が整ってしまい、プーチンの権力基盤も弱くなってしまいますから、ウクライナがNATOに加盟するのを阻止するためにも今のうちに侵攻しておこうと考えているのかもしれません。

国内年金問題への対応

プーチンがウクライナ侵攻する目的、4つ目は『国内年金問題への対応』。

「え?戦争になんで年金問題が関係あるの?」

そう思った方もきっと多いことでしょう。

しかし、この年金問題は今のプーチンを悩ませる最大の悩み。

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というのも、これまでロシアの平均寿命は比較的短かったのですが、実は今ロシアは高齢化問題を抱えており、2030年までに65歳以上の割合が20%近くになるとも言われています。

このことから、プーチンは「年金制度改革」を実施。

年金支給開始年齢を引き上げることを発表しました。

この年金支給開始年齢の引き上げにより、ロシア国民は激怒!

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

ただでさえ、プーチンは大規模な反政府デモや2014年の「クリミア侵攻」による併合で支持率が低下し、権力基盤が弱体していますから、このままではプーチン自身の雲行きも怪しくなってしまいます。
そこで、プーチンはこれ以上権力基盤が揺るがないよう『何としてでもロシア国民の信頼回復をはかりたい!』
これが、プーチンがウクライナ侵攻を行う目的の一つ。
要は、”何か成果を残しておかないとこれはヤバイぞ”と思い、プーチンは今すぐウクライナ侵攻に踏み切ろうとしているわけです。

西側諸国の隙きを突き目的を果たすプーチン

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ウクライナの民主化やNATO加盟を阻止し、さらに年金問題で落ちた支持率を回復させる・・・

そして最後は旧ソ連時代の栄光を取り戻し、世界一極と言える存在となること。

これらの目的を果たすために、プーチンはまさに今ウクライナ侵攻に踏み切ろうとしているわけですが、これはあくまでもプーチンによる謀略で「プロレス」だという声もあります。

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

というのも、ウクライナはユーラシア大陸の中でロシアの次に大きい国。

軍も約25万人いますから、いくら軍力が高いロシアと言えどもウクライナに戦争を仕掛けるのは無謀なことなのです。

しかし、プーチンといえば、西側諸国に軍事的な脅威をちらつかせることで譲歩してもらう「瀬戸際外交」が十八番。

つまり、今回問題となっているウクライナ侵攻も、まさにこの瀬戸際外交を行うための作戦なのではないかと言われているのです。

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今アメリカはトランプ政権からバイデン政権へと変わっているわけですが、実はバイデンに対し「リーダーシップの欠如」を指摘する声も相次いでおり、このリーダーシップの欠如がまさに今回の危機を招いてしまったという声も少なくありません。

これはプーチンにとって格好のチャンスと言えますよね。

プーチンはこのチャンスを逃さないためにまさに西側諸国の隙をつく形で、高度な外交戦術を使い自らの目的を果たそうとしているわけです。

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

実際、ウクライナ侵攻を行う姿勢を見せているプーチンは水面下でアメリカのバイデンをはじめ、フランスのマクロン、ドイツのシュルツとも交渉を行っていますから、プーチンがもくろむ本来の目的はこの”外交交渉”にあるのかもしれません。

ただ、だからといってウクライナ侵攻が行われないとも限りません。

プーチンがあらゆる手段を使って西側諸国を翻弄することには間違いないでしょうが、先ほどもお伝えした通り、プーチンにはウクライナ侵攻を行う目的があります。

政権基盤を維持するためには、きっと形振り構っていられない状態であることには確かですから、今すぐにでもウクライナ侵攻に踏み切る可能性も十分高いと考えられるでしょう。

ウクライナ侵攻が許されれば、日本や台湾も中国に?

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連日テレビでも報道されているロシア・プーチンによるウクライナ侵攻の問題。

日本人の私たちにとってこの話題は「他国の話」という感覚が強いかと思いますが、実はウクライナ侵攻の問題は日本人に無関係というわけではありません。

私たちが住む日本を含めた東アジアでは、今台湾問題という大きな問題を抱えていますが、プーチンが踏み切ろうとしているウクライナ侵攻の裏で、実は台湾侵攻をもくろむ中国が目を光らせているのです。

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

というのも、ウクライナ侵攻の隙をついて、中国が台湾を侵攻する可能性が高いから。

ロシアはウクライナを、そして中国は台湾を手に入れようとしているわけですが、正直なところ現段階でアメリカはウクライナ・台湾という2つの地域で戦争に関われる備えがないと言います。

つまり、プーチンがもくろむウクライナ侵攻というのは中国にとって格好のチャンス。

もし、アメリカがウクライナ侵攻を許してしまえば、中国が台湾へ攻撃するのは明確。

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ただ、中国が台湾侵攻に踏み切った場合、アメリカは当然動きます。

そうなれば中国とアメリカが衝突してしまうわけですが、中国側としてはなるべくならアメリカとの全面戦争は避けたいところ。

そこで中国が考えているのは以前から自国領と主張している日本の尖閣諸島を先に狙うことです。

しかし、アメリカが2つの地域で戦える備えがないように、日本や台湾も中国と戦う備えはありません。

ロシアプーチンがウクライナ侵攻をする目的は何?簡単にわかりやすく解説!

日本は地震が起きたときの備えは世界最高と言われていますが、台湾有事についての備えは今のところ何もできていない状態。

この調子では気が付くと中国に尖閣諸島を占領されていた・・・なんてことにもなりかねません。

こうした流れを見てもわかる通り、このロシア・プーチンによるウクライナ侵攻は他人事ではないということです。

今、プーチンがいつウクライナ侵攻を行ってもおかしくないという状況にありますが、ウクライナはもちろん日本や台湾のためにもここはなんとかアメリカに活躍してもらい、なんとか軍事衝突を避けてもらいたいところですね。

まとめ

今回は、プーチンがなぜウクライナ侵攻を行うのか?

その目的は一体何なのかを簡単にわかりやすく説明してみました。

プーチンが今すぐウクライナ侵攻に踏み切ろうとするのは、かつての栄光を取り戻すため、そして権力基盤を維持するため・・・

など様々な目的があることがわかりましたが、何度も言うようにこの問題はロシアやアメリカだけのことではありません。

ウクライナが侵攻されれば、間違いなく日本にも影響が及びます。

今のところ、ロシアとアメリカの間では膠着状態が続いていますが、どうか戦争を起こすことなくこの問題が解決してくれることを私たちはただただ願うばかりです。

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